「何となく」を言葉にするための写真の手順 その1
「明るい写真」「ぱきっとした写真」「可愛い写真」といったように、言葉ありきの写真を撮りたいときってありません?
そんなときのためのカメラの設定やレタッチのコツを自分の備忘のためにも書いときます。
カメラの設定をAvモードかTvモードにして、露出をプラスにするかマイナスにするか、あとでどのパラメータを少しいじるか、というイメージの目安です。
【プラス補正系】
《明るい》
プラス補正、白トビ注意、コントラスト低め(軟調)
《やわらかい》
プラス補正、コントラスト低め、シャドウ弱め、間接的な光、逆光やサイド光
《冷たい》
プラス補正、寒色系のホワイトバランス
《春らしい》
ちょっとプラス補正、コントラスト低め、彩度低め、ソフトフィルター、ガウス(ぼかし)
《冬らしい》
補正はどっちでも。ちょっとプラス程度。コントラスト高め、彩度かなり低め。雪を撮る場合はプラス補正、コントラスト低め
《白い物》
プラス補正
《はっきりした光》
ちょっとプラス補正、F値高め(8以上とか)、クロスフィルター
《ゆるい》
写真にモノを詰めすぎない。スペース。しっかりボカす。彩度とコントラスト低め。
《落ち着いた》
ギリギリプラス補正、撮影時は彩度低めでレタッチで彩度上げ
《幻想的》
プラス補正、玉ボケや大ボケ、前ボケなどボカシ多め、ソフトフィルター
【マイナス補正系】
《暗い》
マイナス補正、黒つぶれ注意、コントラスト高め(硬調)、シャドウ強め
《かたい》
マイナス補正、コントラスト高め、シャドウ強め、ピント明確、被写体直の光
《あったかい》
マイナス補正、暖色系のホワイトバランス、彩度低め、赤を少し足す
《朝》
ギリギリマイナス補正、寒色のホワイトバランス、もしくは青を足す。ソフトフィルター
《日の入り》
ちょっとマイナス補正、暖色系のホワイトバランス、赤を足す、コントラスト高め、彩度高め
《夜》
マイナス補正、ISO低め(ノイズを入れたいとき以外)、寒色系のホワイトバランス、少し赤を足す(ムーディーにしたいとき)
《雨天》
ちょっとマイナス補正、コントラスト低め、明瞭度強め
《夏らしい》
ぎりぎりマイナス補正、コントラスト高め、彩度高め、PLフィルター、順光
《秋らしい》
ちょこっとマイナス補正、コントラスト高め、彩度高め
《黒いもの》
マイナス補正
《なめらか》
ギリギリマイナス補正、明瞭度強め、シャッター速度遅め
《パキッと》
ギリギリマイナス補正、もしくは補正しない、コントラスト強め
《ざらっと》
ギリギリマイナス補正、もしくは補正しない、ISO高め、ノイズリダクションオフ、場合によってはNDフィルター
《恐ろしい》
マイナス補正で撮影し、コントラスト高め、色抽出機能やパートカラー機能で一部の色を強調
【補正じゃない系】
《活発、動き、激しい》
シャッター速度を遅めにして流し撮りにする。目安1/30以上など
《ファンタジック》
マイナス補正、スローシャッター、ズームレンズで撮影しの撮影の最初の2/3くらいは動かさず、1/3くらいのタイミングでズームレンズをズームしていく。(例:3秒シャッターで2秒静止、1秒ズーム)
《現実的、工業的》モノ多め、コントラスト強め、明瞭度強め
【撮影後のレタッチのコツ】
・手順が多いと画像が劣化していくので、手順は少なめにする
・手順を減らすには、明るさ→コントラスト→彩度の順でいじる
とりあえずこんな感じでしょうかね。
ボキャブラリーが増えたらもうちょっとまた書きます。
0コメント